手芸店には、ものすごくたくさんの種類の生地が売っているので、どれを買えばいいのか迷ってしまいませんか?
私の場合は何を買ったらいいのかわからず、「とりあえず」で好みのものを買ったら、
- 生地がスタイに向いてなかった
- 吸水性が悪かった
- 作りにくくて使わなかった
- 作ってみたけれど、赤ちゃんがすぐに自分で取ってしまう
・・・なんて失敗をしました。
スタイ作りには、
- スタイに使う生地
- 中に入れる生地(芯地)の種類
- 留め具の種類
これらを選ぶ時にみるポイントがあります。
私のように失敗しないためにも、購入する前にあらかじめ知っておきたいですよね。
そこで今回は、スタイに使う生地、中に入れる生地(芯地)の種類、留め具の種類など、それぞれのオススメについて詳しくご紹介します。
スタイ作りに使うのはどんな生地?
スタイ作りには「表地」「裏地」、その他に「芯地」を使ったりします。
芯地は「中に入れる布」のことで、入れるとふんわりとした仕上がりになります。
よだれが多い赤ちゃんですから、芯地を入れた方がより吸水性もアップしますし、表裏使えるようにしておけば、厚みがあるので、汚れたら裏返して使えます。
なので「芯地」は入れておくと便利ですよ!
表地、裏地にオススメの生地
スタイの表地、裏地には「ダブルガーゼ」がオススメ。
その名の通り、ガーゼ地が2枚重なっているものです。
裏地といっても、リバーシブル仕様にすれば、立派な表地に変身しますし、赤ちゃんは肌がデリケートなので、より肌触りの良い柔らかい生地が良いですよね。
口周りを拭いたりするため、肌に直接触れる表地、裏地だからこそ、優しい生地を選びたいものです。
※ダブルガーゼはデザインもたくさんありますから、お好みの柄を選べますよ!
6重ガーゼなんていう、洗えば洗うほどふわふわしてくる素敵なガーゼもあります。
ただ、一枚ですでに厚みがあるので、表地、裏地として使うのにはあまりオススメできません。
そのかわり、端をバイアステープなどで処理すれば、6重ガーゼ1枚でスタイを作ることは可能です。
芯地にオススメの生地
芯地には「キルト芯」をオススメします。
キルト芯ですので、ふんわりとした出来上がりになります。接着するので、キルト芯についている「接着剤」が気になる方もいますよね。
その場合には接着タイプではないキルト芯もあります。
※片側にメッシュが入っているものは「ドミット芯」といいます。
どちらでも大丈夫ですが、アイロンで接着するタイプではないので、作業工程が少し変わります。
「接着キルト芯」と「キルト芯」の違いは写真を見ても分かりにくいですが、ようは「接着剤が付いているか付いていないか」の違いです。
※厚みについて
スタイには2ミリから3ミリが向いています。
あまり厚みがありすぎてもボコボコしやすくなるので、このくらいの厚さがオススメです。
「タオル」もオススメです。
家に使っていないタオルがある場合はタオルでも大丈夫。縫いやすさを考えると、薄手のものが良いです
私はタオルを使うのが好きで、スタイ以外でも、抱っこ紐のよだれカバーや、シートベルトのカバーなどにもタオルを使いました。
スタイなどにした時、中にタオルが入っているので吸水性もバッチリですし、ふんわり感も出ますよ!
※「芯地」については以下の記事に詳しく書いています。
「ふわふわのスタイを作りたい!」 じつはよくあるダブルガーゼだけで作ると、ふわふわ感が足りません。 そこで、 ”ふわふわ ... 続きを見る
スタイの芯地はどれが一番いい?【6種類のスタイを比較】
スタイを固定する留め具はどんなものがいい?
スタイを固定するために、どんなものを使用するのがいいのか迷いますよね。
留め具の1番のオススメは、「ワンタッチタイプ」のプラスチックスナップボタン(プラスナップボタン)です。
赤ちゃんにつけたり外したりしやすく、外れにくい!
これから作られる方はワンタッチタイプのプラスチックスナップボタンをオススメします。
スタイを固定する留め具いろいろ
マジックテープ
メリット
- 好きな形に切って縫い付けれます
- つけたり外したりがとても楽ちん
- 100円ショップでも手に入る
デメリット
- 縫い付けた裏側に糸の縫い目が残る
- 縫い目の上に同じガーゼ地で目隠ししたりすると綺麗に仕上がるが…面倒
- 赤ちゃんが自分で引っ張って取ってしまうことがある
※こちらは100円ショップのもの↓
※ネットでも買えます↓
紐
メリット
- 赤ちゃんにつける時に、長さを調節することができる
デメリット
- 首が座っていないと、後ろで結ぶのが難しい
- 結ぶのに時間がかかるので嫌がる
※赤ちゃんにとっては、さっとつけてもらえた方が良いですよね。
スナップボタン
メリット
- スタイを赤ちゃんにつける時、パチンと止めるだけで使いやすい
- 赤ちゃんが自分でスタイを引っ張っても、外れにくい
- 100円ショップや手芸店、ネットショップでも購入できる
- 縫ったりしないので、出来上がりが綺麗
デメリット
- 一度スナップボタンをスタイ本体に取り付けてしまうとやり直しがきかない
- 首回りの長さを後から調節できない
スチックスナップボタンについてもう少し詳しく説明すると...
スナップボタンのなかには「プラスチック製」と「金属製」があります。
「金属製」は外れやすいのと、金属アレルギーなどがある場合は肌が荒れてしまうことがあるので、赤ちゃんには「プラスチック製」の方がオススメです。
打ち具といって、専用の工具が必要なものと、ワンタッチでつけることができるものがあります。
何十枚と作るのであれば、打ち具があった方がボタンも安く大量に買うことができるので良いと思いますが、そんなにたくさん必要ないという場合には、打ち具不要でワンタッチのものがオススメです。
大きさがいくつかありますが、おすすめは 13ミリ!
このくらいの大きさのボタンが一番使いやすいと思います。
※右側がセリアで購入したものです。1組しか入っていませんが4組入りです(使ってしまったので残り1組の写真になっています)。部品4つで1組。
ワンタッチタイプのプラスチックスナップボタンは、取り付ける生地の厚みに注意が必要です。
取り付けに最適な生地の厚み
約0.8mm~1.6mm
厚すぎても薄すぎても取り付けできない可能性があります。
外れやすくなったりつけられなかったりするので、取り付けに最適な生地の厚みになっているかどうか確認してくださいね。
※プラスチックスナップボタンの付け方については、↓ この記事に詳しく書いています。
材料が揃ったらスタイ作り!
生地屋さんにいくと、たくさんの生地があります。本当にたくさん!
どんな生地がスタイ作りに向いているのか私も初めは迷いました。しかし、ダブルガーゼは柔らかい素材でスタイにぴったり!しかも可愛い柄もたくさんあります。
※スタイの生地選びは以下の記事を参考にしてください。
留め具にしても色々なものがありますから、選ぶのも一苦労です。
材料が揃うと、さっそくスタイ作り~♪
でも、ちょっと待った!
新品の生地(特にガーゼ)は洗濯すると少し縮むんです。
作る前に「水通し」することで、縮みを防ぐことができますよ!
※「水通し」についてはこちらの記事を参考にしてください。
赤ちゃんのための小物を作るためにダブルガーゼを使いたい場合、「水通し」してから作ることをオススメします。 水通しをするこ ... 続きを見る
ダブルガーゼの良さを引き出す「水通し」方法【簡単】