「男の子にも、女の子にも似合う、可愛くておしゃれなスタイはないかな?」
「普段着にもちょっとお出かけするときにも使えるスタイはないかな?」
今回の『まんまるスタイ』は、おしゃれをしっかり叶えてくれます。お気に入りの洋服に合うように作れば、お出かけの時にもスタイでコーディネートを楽しむこともできますよ!
「スタイが回ってしまって、しょっちゅう直さないといけない…。」
そんな時にもってこいなのがこの『まんまるスタイ』です。
このスタイは360度使えるスタイになっていて、動いているとスタイが回ってしまって前後ろ反対になっていても、ちゃんとスタイの役割を発揮してくれます。
今回はそんな「まんまるスタイ(360度スタイ)」を作ってみました。とっても可愛く出来ましたよ!
まんまるスタイの作り方
出来上がりはこちら↓
表
裏
準備するもの
- ダブルガーゼ2枚
- 中に入れる芯地(ドミット芯2.5ミリ)
- 留め具(プラスチックスナップボタン セリアで購入)
- 型紙
※今回使用した型紙は↓こちらのサイトから無料でダウンロードできます。
http://file.return.iga-log.com/59c2a2f6.pdf
使った手芸道具
- ミシン(なくても大丈夫です)
- 裁ちばさみ
- アイロン
- 針
- 糸
- マチ針
- チャコペンシル
- リッパー(穴を開あけるのに使いました。目打ちでも大丈夫。)
特別に準備しなければならないものはありません!
作り方手順
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1型紙を準備します
▲自宅で印刷しました。今回は、「わ」のあるタイプの型紙でした。「わ」があると裁断の時に何枚も重なるのでとても切りにくく、切っているうちにずれてしまったりします。それを防ぐために、2枚準備して貼り合わせました。A4サイズ2枚です。
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2生地を裁断します
▲ダブルガーゼは中表にします。一番下から、ダブルガーゼ(表が上)→ダブルガーゼ(裏が上)→ドミット芯の順番にします。
中表とは?
表と表が合わさるようにして重ねることです。(あとでひっくり返すから大丈夫!)
▲マチ針で型紙と生地をとめたら、裁断します。
▲きれいに切れました!
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3ドミット芯をダブルガーゼに仮縫いする
▲ドミット芯とダブルガーゼを重ねて、マチ針で止めます。
▲端から3~5ミリくらいのところをぐるっと一周縫います。縫い代は1センチとってあるので、それよりも仮縫いは外側になるように縫うよ!
この工程は、省くこともできますが、あとでひっくり返したりするときに仮縫いがしてあるとやりやすいです。また、3枚の生地を一度に縫うときのズレを防ぎますよ。
step
4もう一枚のダブルガーゼと縫い合わせます
▲ダブルガーゼが中表になるようにしてマチ針で止めます。
返し口(右上の直線のところ)は、5センチ程あけておきます。このときチャコペンシルで印をつけると、返し口のことを忘れません。
チャコペンシルとは?
手芸用の印をつけるための鉛筆のようなものです。いろいろな種類がありますよ!(百均でも、ネットでも購入できます。)
返し口とは?
あとで表に返すので、一部分だけ縫わずにひっくり返すところを開けておく。その場所のことです。
▲縫い代は1センチなので、ミシンの場合は1センチを確認して、気をつけて縫います。(心配な人は、チャコペンシルで縫うところに線を引いておいてもいいですよ)
▲縫い終わりました。(糸が白で見にくいですね…。)
縫うときのポイント
- とにかく全体がカーブ!ミシンの場合は、何度も抑えをあげて、生地がシワになってしまうのを防ぎながら縫います。
- 慎重にゆっくり縫う!まん丸スタイのまあるいシルエットは、いかにカーブをなめらかに縫うかにかかっています。
- 手縫いの場合は、目を細かく縫うといいですよ。
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5縫い代の部分を半分ほど切り落とす
▲表に返した時に、ボコボコしてしまうのを防ぎます。
▲角は、斜めに切り落としておきます。また、返し口はそのまま1センチ残しておきます。仮縫いの糸は切ってしまっても大丈夫!
▲カーブの多いスタイなので、全体的に縫い代に切り込みを入れます。縫い糸を切ってしまわないように気をつけて。(私は1センチ間隔位の切込を入れました。)
これも、ひっくり返した時に生地が溜まってボコボコするのを防ぎますよ!
▲1センチ間隔で、切り込みが入りました。このあと、余裕があればアイロンで縫い代を倒して押さえておきます。
時間がないときはひっくり返してからアイロンをかければOK。今回私はそうしています。
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6返し口から生地をひっくり返す
▲ひっくり返しているところです。しっかりとカーブを綺麗に整えるために、ヘラを使いました。道具は、きれいに整えられればなんでも大丈夫です。ボールペンや、定規などを使ってもいいですよ!
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7返し口をアイロンで整え、縫う
▲縫い終わりました!返し口を縫う前に、生地を内側に折り曲げ、アイロンがけをしておくと綺麗に縫えます。
返し口をまつり縫いしました。私はいつも一往復縫います。
玉止めをしたら、少しだけ針を先に差し込んでから糸を切ります。
すると玉止めが目立ちませんし、玉止めから出る糸の処理も綺麗です。
※返し口をキレイに仕上げるポイントについては、↓ この記事に詳しく書いています。
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8プラスチックスナップボタンをつける
▲今回は、百均のセリアで購入したものを2種類使って、ダブルガーゼの色にボタンを合わせてみました。
留め具がいらず、布に穴をあけて両側からパーツを挟み、指で押さえてとめるだけ!
穴はリッパーであけました。目打ちでも大丈夫。
※プラスチックスナップボタンの付け方については、↓ この記事に詳しく書いています。
パーツをはめ込む方向は間違えないように!最後にきちんと留められるか確認。
プラスチックスナップボタンは、一度はめるとやり直しができません!慎重に。
▲はめ込んだところです。ボタンはダブルガーゼの色に合わせられたけれど、反対のボタンの色が見えてしまうのが残念ポイントでした。そこは考えてなかった~!
完成!
表
裏
▲とっても可愛い!カーブの正確さが、そのまままん丸の形に出るんですよね。表の左横が少し出てますね。
▲折り曲げてみるとこんな感じ。つけてみたら可愛いだろうなぁ。
▲1歳2ヶ月の息子につけてみました。
付け襟みたいでとっても可愛い!生地が女の子っぽいのでちょっと違和感ありますが、真ん丸なシルエット、すごくいいです!
▲首周りはあまりゆとりがありませんでした。うちの子は、ギリギリスナップボタンをとめることができましたが、友人の子(8ヶ月)につけてもらおうとしたら、スナップボタンがとまりませんでした。(息子もちょっと窮屈そう)
そして、まだ首がすわっていなかったり、首の周りがムチムチの赤ちゃんには着けられない!型紙をもう少し大きくする必要があると思いました。
型紙自体は、とっても可愛いです。
今回使用したダブルガーゼ、プラスナップボタン(打ち具不要タイプ)は、ネットでも購入できます。
ダブルガーゼ(おすすめショップ)
⇒手芸と生地の店 いすず
※メール便も対応してもらえます。
⇒Fabric House Iseki
※種類がたくさんありますよ!
ワンタッチ プラスナップボタン
ドミット芯
中に挟む芯地は、色々あります。
★こちらの記事も参考にしてみてくださいね↓
「ふわふわのスタイを作りたい!」 じつはよくあるダブルガーゼだけで作ると、ふわふわ感が足りません。 そこで、 ”ふわふわ ... 続きを見る
スタイの芯地はどれが一番いい?【6種類のスタイを比較】
作ってみて思ったこと
とにかくおしゃれでかわいい!男の子にも女の子にもとってもオススメな形です。360度スタイで、スタイが動いて回ってしまってもちゃんと役割をはたしてくれますし、おしゃれもキープできる!付け襟みたいでとってもかわいいです。
息子につけてみると、首周りが窮屈なことに気がつきました。細身の子なら大丈夫かもしれませんが、「スナップボタンがとめられない!」なんてことになったら、せっかく作ったスタイも使えなくなってしまいます。
首周りのサイズを測ってみたところ、23センチでした。やっぱり少し小さい。もう少し首周りを大きく作れるように、型紙を大きく改良してつくるといいですね!1歳を過ぎた息子は、すでに首がととのってきています。ねんねの頃の赤ちゃん(7ヶ月くらいまで)だと、首周りの太さがはっきりせず、もっと首周りの余裕がないと苦しいんです。26センチくらいあると、もう少し余裕を持って着けられますね。
作っていて思ったのは、とにかくカーブが重要です。カーブの縫い方が、スタイの丸みそのものなので、「慎重にゆっくり縫う」、「なめらかなカーブになるように気をつけて縫う」が大切です。
でも、ポイントさえ気をつければ、とくに難しい工程はありません。簡単にとっても可愛いスタイを作れますよ!
お好みの生地を使って、おしゃれでかわいいスタイを作ってみませんか?