「男の子でもかっこよくおしゃれに見えるスタイを作ってあげたい!」
そんな時にオススメなのは、ギザギザした星のようなスタイです。
付け襟のようにも見えるので、洋服に合わせてつければとってもおしゃれに♪
そしてよく動くようになってくると、スタイが回転してしまったり、前後ろ反対になってしまったりすることがあります。
そんな時にこの「360度スタイ」が役立ちますよ(*^^*)
どんなにスタイが回ってしまっても、ちゃんと同じようにスタイの役目をはたしてくれます。
今回は、おしゃれでかっこいいのにとっても便利な「ギザギザスタイ(360度スタイ)」を作ってみました!
作り方や縫うポイントなども紹介していますよ!
ギザギザスタイの作り方
出来上がりはこちら↓
表
裏
準備するもの
- ダブルガーゼ2枚
- 中に入れる芯地(今回はキルト芯2.5ミリ)
- 留め具(プラスチックスナップボタン セリアで購入)
- 型紙
※今回使用した「ギザギザスタイ」の型紙は「ヘルカ + ハンドメイド」さんから無料でダウンロードできます。
A4サイズ4枚です。
※用紙の大きさに合わせるのではなく、「100%」の倍率で印刷してください。
使った手芸道具
- ミシン(なくても大丈夫です)
- 裁ちばさみ
- アイロン
- 針
- 糸
- マチ針
- チャコペンシル
- リッパー(穴をあけるのに使いました。目打ちでも大丈夫。)
特別に準備しなければならないものはありません!
作り方手順
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1型紙を準備します
▲自宅で印刷しました。4枚を切って貼り合わせます。
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2生地を裁断します
▲ダブルガーゼは中表にします。写真では、上から、キルト芯→裏側が上のダブルガーゼ→表側が上のダブルガーゼの順番です。型紙をおいてマチ針でとめます。
中表とは?
表と表が合わさるようにして重ねることです。(あとでひっくり返すから大丈夫!)
▲綺麗に切れました。このスタイは首もとしかカーブがありません。直線ばかりなので、比較的切りやすいと思います。
それでも切っている間に生地がずれるといけないので、ゆっくり、丁寧に切ります。生地を動かして、ハサミを動かさずに切った方が綺麗に切れますよ。
step
3キルト芯をダブルガーゼに仮縫いする
▲縫い代は1センチとってありますが、ここでは仮縫いなので端から5ミリぐらいのところをぐるっと一周縫います。
あとで表にひっくり返すときなど、仮縫いをしてあるとやりやすくなります。この工程は省けますよ。
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4生地を縫う
▲ダブルガーゼが中表になるようにしてまち針で止め、返し口(スナップボタンをつける直線のところ)は、チャコペンシルで印を付けておきます。
チャコペンシルとは?
手芸用の印をつけるための鉛筆のようなものです。いろいろな種類がありますよ!(百均でも、ネットでも購入できます。)
返し口とは?
あとで表に返すので、一部分だけ縫わずにひっくり返すところを開けておく。その場所のことです。
▲縫い終わりました。糸が白なので見にくいですが、内側の糸が本縫いの糸で、外側は仮縫いの糸です。返し口は右上にありますね!
縫うときのポイント
- 直線ばかりなのでまっすぐ縫う。
- ギザギザの頂点のところは、しっかりとした角になるように抑えを上げて向きを変えて縫う。(ミシンの場合)
- 首周りのカーブは慎重にゆっくり縫う。
- 手縫いの場合は、目を細かく縫うといいですよ。また、角になるところはしっかり角度がつくように縫う。
縫い代は1センチなので、ミシンの場合は1センチを確認して、気をつけて縫います。(心配な人は、チャコペンシルで縫うところに線を引いておいてもいいですよ。)
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5縫い代の部分を半分ほど切り落とす
▲表に返した時に、ボコボコしてしまうのをふせぎます。
返し口はそのまま1センチ残しておきます。仮縫いの糸は切ってしまっても大丈夫!
▲切り落としたら、角はすべて斜めに切っておきます。
ひっくり返した時に角に生地がたまるのを防ぎますよ。
▲すべての角を切り終わったら、首周りのカーブに切り込みを入れていきます。
ひっくり返した時にぼこぼこするのを防ぎますよ!
このあと、余裕があればアイロンで縫い代を倒して押さえておきます。
時間がないときはひっくり返してからアイロンをかければOK。今回私はそうしています。
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6返し口から生地をひっくり返す
▲ひっくり返しているところです。なんだかギザギザしていない。
角をしっかり出すために、ヘラや定規、ペン先などを使ってギザギザさせます。
▲ひっくり返し終わりました。
なんとかギザギザしてます。右上の返し口がボサボサしてますね。
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7返し口をアイロンで整え、縫う
▲返し口を縫う前に、生地を内側に折り曲げ、アイロンがけをしておくと綺麗に縫えます。
ほかのところもついでにアイロン。
▲返し口はまつり縫いをします。私はいつも一往復縫います。縫い終わりました!
玉止めをしたら、少しだけ針を先に差し込んでから糸を切ります。すると玉止めが目立ちませんし、玉止めから出る糸の処理も綺麗です。
※返し口をキレイに仕上げるポイントについては、↓ この記事に詳しく書いています。
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8プラスチックスナップボタンをつける
▲今回使ったのはセリアのもの。左が必要になるパーツです。
留め具がいらず、布に穴をあけて両側からパーツを挟み、指で押さえてとめるだけ!
穴はリッパーであけました。目打ちでも大丈夫。穴があけれれればなんでもいいですよ!コンパスの針とかでもOK。大きくあけすぎないように気をつけて!
※プラスチックスナップボタンの付け方については、↓ この記事に詳しく書いています。
パーツをはめ込む方向は間違えないように!最後にきちんと留められるか確認。
プラスチックスナップボタンは、一度はめるとやり直しができません!慎重に。
完成!
▲スナップボタンを留めたところです。
今回は男の子向けの生地を使いましたが、女の子向けに可愛い生地で作ってもいいですよ!
▲1歳2ヶ月の息子につけてみました。
星★柄のTシャツとコラボしてるみたい。
▲首周りにはジャストな感じで、あまり余裕はありません。(息子は1歳2ヶ月で9.5キロくらい)
そんなに大きい方ではないので、首周りが太い子はボタンが止められない可能性も。その場合は、型紙の首周りを修正する必要があります。
今回使用したダブルガーゼ、接着キルト芯、プラスナップボタン(打ち具不要タイプ)は、ネットでも購入きます。
ダブルガーゼ(おすすめショップ)
⇒手芸と生地の店 いすず
※メール便も対応してもらえます。
⇒Fabric House Iseki
※種類がたくさんありますよ!
ワンタッチ プラスナップボタン
片面接着キルト芯
今回は、店舗で購入した2.5ミリというキルト芯を使用しました。2mm~3mmでも同じようなふわふわ感ですので、購入の際参考にしてみてください。
また、中に挟む芯地にも色々あります。
★こちらの記事も参考にしてみてくださいね↓
「ふわふわのスタイを作りたい!」 じつはよくあるダブルガーゼだけで作ると、ふわふわ感が足りません。 そこで、 ”ふわふわ ... 続きを見る
スタイの芯地はどれが一番いい?【6種類のスタイを比較】
作ってみて思ったこと
直線縫いが多い形なので、カーブを縫う時ほど慎重にならなくても作れました。
でも、ギザギザスタイの特徴になる「角をきれいに出すのが難しいな」と思いました。
縫うときにも「角度をしっかりつけること」が大切で、その方がひっくり返した時にきれいに角を作れます。
また、型紙によって首周りに差があることがわかりました。
出来上がりの首周りは作ってみないとわからないので、この型紙だとまだ首がすわっていない赤ちゃんや、ちょっと大きめのお子さんには小さいかなって思います。
プレゼントなどにしたい時は、大きい場合はボタンをもうひとつ付けてあげられますが、スタイ自体、首周り自体が小さい場合にはなんともならない…。お子さんによっても個人差がありますからね。
少し大きめに作りたい場合は、型紙を修正して作るといいと思います!(この型紙は形も可愛くて最高なので。)
今回は「星柄」と「イカリ柄」のダブルガーゼを使用しました。
いろいろな生地で作って、洋服のアクセントにしたり、付け襟風にもできると思いました。
まあるい普通のスタイよりもおしゃれです。360度スタイなので、スタイが前後ろ反対になったり、くるっと回ってしまってもしっかり役割をはたしてくれる「万能スタイ」です。
可愛くおしゃれで万能なスタイですよ♪