花びらのような形のスタイ。とっても可愛いですよね。
とくに女の子にオススメなんですが、可愛い生地を使ったり、リバーシブルで楽しめるようにしたり、手作りだからこそ、手持ちの服に合うように作ることもできます。
普通のスタイよりなんだか難しいんじゃないかと思われるかもしれませんが、ちょっとしたポイントに気をつけるだけで、簡単に作れますよ!
今回は「花びらスタイ」を作ってみたのでその手順と、作ってみて思ったポイントを紹介します。
失敗したところもありますよ…!あわせて紹介しますね。
花びらスタイの作り方
出来上がりはこちら↓
表
裏
準備するもの
- ダブルガーゼ2枚
- 中に入れる芯地(今回は片面接着キルト芯2.5ミリ)
- 留め具(プラスチックスナップボタン。セリアで購入)
- 型紙
※使用した「花びらスタイ」の型紙ダウンロードはこちら
http://urokonohandmade.seesaa.net/article/438998102.html
使った手芸道具
- ミシン(なくても大丈夫です)
- 裁ちばさみ
- アイロン
- 針
- 糸
- マチ針
- チャコペンシル
- リッパー(穴をあけるのに使いました。目打ちでも大丈夫。)
特別に準備しなければならないものはありません!
作り方手順
step
1型紙を準備します
▲自宅で印刷しました!「わ」があるタイプです。(二重丸が半分になったところ)
「わ」とは?
型紙が半分なので、生地を二つ折にして型紙をあてて裁断。
二つ折にした時に、つながっている部分(これを「わ」とよんでいます。)を型紙の「わ」の部分になるようにします。
step
2生地を裁断します
▲ダブルガーゼは中表に。接着キルト芯はザラザラした「糊(のり)」のついた部分がダブルガーゼの裏とくっつくようにして合わせ、「わ」をつくります。
▲マチ針で止めます。(型紙が裏返しになってますが、「わ」の部分があっていれば問題ありません!
切っている間に生地がずれるといけないので、ゆっくり、丁寧に切ります。
生地を動かして、ハサミを動かさずに切った方が綺麗に切れますよ。
▲切りました!(せっかちな私は、結局カーブのところがずれてしまった。)
step
3接着キルト芯をアイロンで接着する
▲接着キルト芯をダブルガーゼの裏側に貼ります。
アイロンをかけるときは「クッキングシート」を使うと、接着芯の糊(のり)の部分がアイロンに着くのを防ぎます。
step
4生地を縫う
▲接着したダブルガーゼと、もう一枚のダブルガーゼが中表になるようにしてまち針でとめて、「縫い代1センチのところ」を縫います。
返し口は縫ってしまわないように、チャコペンシルや鉛筆などで印をつけておきます。(写真には印が写っていません。)かなりずれてる…。ショック!
中表とは?
表と表が合わさるようにして重ねることです。(あとでひっくり返すから大丈夫!)
チャコペンシルとは?
手芸用の印をつけるための鉛筆のようなものです。いろいろな種類がありますよ!(百均やネットでも購入できます)
返し口とは?
あとで表に返すので、一部分だけ縫わずにひっくり返すところを開けておく。その場所のことです。
▲縫い代は1センチなので、ミシンの場合は抑えの端からはみ出ないように気をつけて縫います。今回は1センチでおさまらないところもありました。裁断を失敗したので…。(心配な人は、チャコペンシルで縫うところに線を引いておいてもいいですよ。)
縫うときのポイント
- ミシンの場合のコツは、とにかくゆっくり縫う事!
- カーブの部分は何度も押さえを上げて、なめらかなカーブになるように。たくさんカーブがあるので大変ですが、あとでひっくり返した時に形がいびつにならないよう丁寧に!!
- カーブの始まりの部分はしっかりと角度をつけると見栄えがいいですよ!
- 手縫いの場合は、縫い幅をなるべく細かく縫うと、綺麗に仕上がります。
縫い終わりました!
step
5縫い代の部分を半分ほど切り落とす
▲表に返した時に、ボコボコしてしまうのをふせぎます。
返し口はそのまま1センチ残しておきます。
裁断した時にずれてたけど、ここで切り落としてしまうのでなんとかなりました。
返し口の部分は切ってしまわずに残しておくと、あとから返し口を閉じるときに縫いやすいですよ!
▲切り落としたら、カーブの部分に切り込みを入れます。
縫い目を切らないようにね!こうする事でよりカーブの部分がボコボコしません。カーブたくさん、がんばって!
このあと、余裕があればアイロンで縫い代を倒して押さえておきます。
時間がないときはひっくり返してからアイロンをかければOK。今回私はそうしています。
step
6返し口から生地をひっくり返す
▲ひっくり返し終わりました。
丸みのあるところ、首の部分などは、細いヘラなどを入れてきれいに伸ばしてくださいね。
カーブか綺麗になればいいので、ボールペンなど、なんでもいいですよ!
step
7返し口をアイロンで整え、縫う
▲返し口を縫う前に、生地を内側に折り曲げ、アイロンがけをしておくと綺麗に縫えます。
ほかのところもついでにアイロン。
▲返し口はまつり縫いをします。私はいつも一往復縫います。
より安心です。カーブなので少し形を気にしながら縫ってくださいね。
※返し口をキレイに仕上げるポイントについては、↓ この記事に詳しく書いています。
▲縫い終わったら玉止めをして、少しだけ針を先に差し込んでから糸を切ります。
すると玉止めが目立ちませんし、玉止めから出る糸の処理も綺麗です。
step
8プラスチックスナップボタンをつける
▲今回使ったのはセリアに売っている13mmの黒色を使用しました。
留め具がいらず、布に穴をあけて両側からパーツを挟み、指で押さえてとめるだけ!
穴は「リッパー」で開けました。目打ちでも大丈夫。穴が開けれれればなんでもいいですよ!コンパスの針とかでもOK。(大きく開けすぎないように気をつけて!)
※プラスチックスナップボタンの付け方については、↓ この記事に詳しく書いています。
パーツをはめ込む方向は間違えないように!最後にきちんと留められるか確認。
プラスチックスナップボタンは、一度はめるとやり直しができません!慎重に。
完成!
▲1歳2ヶ月の息子につけてみました。
▲首周りには少し余裕があります。
今回使用した「ダブルガーゼ」「接着キルト芯」「プラスナップボタン(打ち具不要タイプ)」はネットでも購入できます。
ダブルガーゼ(おすすめショップ)
⇒手芸と生地の店 いすず
※メール便も対応してもらえます。
⇒Fabric House Iseki
※種類がたくさんありますよ!
ワンタッチ プラスナップボタン
片面接着キルト芯
作ってみて思ったこと
今回「裁断が失敗したな…」って思ったところです。
「わ」にすると、どうしても「ダブルガーゼ4枚分」と「接着キルト芯」の厚みで、かなり「分厚い生地」を切ることになります。ハサミも重いですし、「わ」になっている分、ずれやすいのは当然なんですよね…。
最終的になんとか縫い終わり、縫い代を切り落とすので問題はありませんでしたが、大きくずれると縫いにくくなってしまいますし、一部の生地だけ縫い代が足りない!なんてことにもなってしまいます。
裁断の失敗をを解決するためには、もう一枚型紙を準備してテープで貼り付け、「わ」をつくらない型紙にすることです。そうすれば、裁断するときの厚みが半分になりますよね。
私はこれから「わ」で切らなければならない時は、生地全体の厚みを考えて切ることにしようと思います。
縫うときは、花びらの部分がはっきり出るように縫う必要がありますが、それ以外は難しい工程はありません。
こんなに可愛らしいスタイができちゃいます。女の子にオススメですよ♪