前回は「タオル」を挟んだ授乳スタイの作り方を紹介しました。
作ってみて思ったことは、
「吸水性は抜群!厚みもあって安心感がある」
というメリットと、
「もう少し大きなスタイでもいいかも?」
「厚みがない方が赤ちゃんに使いやすいかも?」
などの改良点です。
赤ちゃんによって、吐き戻しの量が多い場合や、そうでない場合もありますし、汗っかきであせもができやすいなど、個人差があると思います。
赤ちゃんの体質に合わせると、使いやすい授乳スタイもそれぞれ。
今回は改良点をふまえて、薄手で使いやすい大きめの授乳スタイを作ってみました!
準備するもの
- 裁縫道具
- ミシン(手縫いでもOK)
- アイロン
- ダブルガーゼ3枚 縦25センチ×横20センチ
(大きめのダブルガーゼを型紙に合わせて3つ折りにすると、縦25センチ×横60センチ)
ダブルガーゼは「水通し済」のものを使用します。
※水通しの方法については↓こちらの記事をご覧下さい。
赤ちゃんのための小物を作るためにダブルガーゼを使いたい場合、「水通し」してから作ることをオススメします。 水通しをするこ ... 続きを見る
ダブルガーゼの良さを引き出す「水通し」方法【簡単】
作り方手順
型紙を準備する
▲まず、半径4.5センチの円を書きます。(家にコンパスがなかったので、定規で4.5センチを何回も測って点をつなぎました。)
そのあと、半径4.5センチの中心から8.5センチ下に中心の点を書き、半径8.5センチの円を書きます。
円と円をつなぐところは、なめらかにして型紙の完成!
ちょっといびつだけど、コンパスがなくてもなんとか出来ました。少しいびつでも、スタイはちゃんと形になるから大丈夫!
生地を裁断する
▲ダブルガーゼを3つ折りにして整えます。
あらかじめ3枚になっている場合は、そのうちの2枚が必ず中表になっていることを確認してね!
中表とは
生地の表と表が合わさっている状態のことです。
写真のように上から見ると裏側が見えるようにします。
▲まち針でとめて、
▲切れました!
型紙をはずしてそのまま縫う
▲型紙をはずしてまち針でとめます。
▲布地が水色なので醜いですが…。チャコペンシルで返し口に印を付けておきます。(あとで返し口から表にひっくりかえします。)
チャコペンシルとは?
手芸用の鉛筆のことです。布地に線を書いてその上を縫ったり、印をつけたりするのに使います。
手芸店で購入できますし、インターネットでも購入できますよ。
チャコペンシルにもいろいろなタイプのものがありますが、私が使っているのは以下のものです。なんと小学生のときから使っているもの!
▲今回は縫うところに印はつけず、大体1センチのところを縫うと意識して縫いました。
より丁寧に縫いたい場合は、チャコペンシルで縫うところに線を引いてから縫うときれいに縫うことができます。
▲縫うときのコツです。
写真のように、カーブを縫うときにしわができます。
ミシンの抑えを上げてシワを伸ばしながら縫うと綺麗に縫うことができますよ!
▲シワが伸びていますね!
▲縫い終わりました。
縫い代に切り込みをいれる
▲全体的にカーブの多いスタイなので、表に返した時に縫い代がシワになるのを防ぎます。
2センチ間隔くらいで切り込みを入れました。
(縫い目を切らないように気をつけて!)
返し口から表に返しアイロンで形を整える
▲返し口は表と表が見えるところをひっくり返してくださいね!
▲よいしょ、ちっちゃくなります。
私は定規やペンなど、道具を使って形をきれいにしています。
▲アイロンで形を整えます。
▲返し口だったところも、きれいに内側に折入れてアイロンで押さえておきます。
周りを一周縫う
▲端から2~3ミリのところを縫います。
返し口もこれでふさがります。
完成!
▲今回は2つ作りました。
制作時間は約45分。(型紙制作時間除く)
大きさについて
▲手より少し大きいサイズです。
▲前回作った授乳スタイと比べると、一回り大きいです。
▲うちの息子は1歳を超えているので、授乳スタイはシェリーメイにしてもらいました。
シェリーメイの身長は40センチです。
大きめサイズですが、使い勝手が良さそうです。
厚みについて
▲厚みを比べてみました。
前回作ったスタイは、タオルが入っている分、厚みがあります。今回のスタイは薄手ですね。
ガーゼが3枚重なっているので、洗えば洗うほどふわふわにはなりますが、吸水性はタオルが入ったものに比べると、少し劣りますね。
作ってみて思ったこと
前回作ったタオル地を挟んで作った授乳スタイも、今回作った授乳スタイも、授乳の時に役に立つことは間違いなし!
今回作ったダブルガーゼが3枚重ねのスタイでも、十分ミルクを拭いたり、吐き戻しに対応できると思いました。
薄手なのも、首元にはさみやすく、使い勝手も良さそうでした。
私はこのスタイの存在を知らなかったので、ガーゼを毎回挟んで授乳に備えていました。でも、授乳スタイの方が可愛いし、首元に挟むのも簡単で便利です。
授乳スタイは、普通のスタイに比べて簡単に、短時間で作ることができました。
赤ちゃんの首元にはさむように作るので、スナップボタンなどの留め具を付ける必要がないからです。
たくさん作ってストックしておくこともできます。
好みの柄のガーゼを使って授乳スタイを作れば、授乳の時間をより楽しい時間にすることもできますね!
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とっても便利!授乳スタイの使い方と注意点