布を切るときに線を書いたり、縫うところにしるしをつけたり、便利なチャコペンシル。
ひとつは持っておきたいアイテムです。
このチャコペンシルにもいろんな種類があります。
「どんなものを選んだらいいの?」
というお悩みにお答えすべく、さまざまなチャコペンシルを見ながら、どんな用途で使うのか、線の消え方なども紹介します。
チャコペンシルの種類
調べていくと、チャコペンシルって奥深い!
用途によっていろいろなタイプがあることが分かりました。
チャコペンシルの種類
- 鉛筆タイプ
- シャープペンシルタイプ
- チョークタイプ
- パウダータイプ
- マーカータイプ
【番外編】チャコペーパー
私が使っているのは、小学校の時に裁縫セットに入っていた鉛筆タイプ。
小さいころ、おばあちゃんが使っていたチョークタイプも覚えていますが、今はいろいろな種類があるんです!
鉛筆タイプのチャコペンシル
▲鉛筆タイプのチャコペンシルは、先が丸くなってきたら、鉛筆削りで削ればまた線を細くできます。
色は、「黄色・ピンク・白・青色」の4種類。
いろんな布に使うことができますが、フェルトなど、毛羽立ちのある布に書くときは、生地を傷めてしまうこともあります。
また、柔らかい生地(ガーゼやニット生地など伸びる素材のものなど)には、力が加わることで描きにくさが出てしまうようです。
百円ショップでも見かけます。
線の消し方
薄い線であれば、自然に消えてしまうものもあります。
キャップのギザギザ部分でさっと線をなぞって消す方法もあります。
このタイプは、水溶性で、水を含ませた布で拭き取ると、簡単に消すことができますよ。
シャーペンタイプのチャコペンシル
▲こちらは、0.9ミリシャープペンシルタイプ。
色は、白・黒・緑・黄・ピンクがあります。
替え芯だけでも購入できるので、使いたい色の芯を持っておけばOK。
芯が折れにくい作りになっているのと、常に0.9ミリの細い線で描くことができるので、鉛筆のように太くなってきたら削るという手間はありません。
やはり鉛筆と同様、ガーゼやニットなどの柔らかい生地には力が加わるので、線の描きにくさはあるようでした。
線の消し方
専用の消しゴムがついています。
消しゴムは、毛羽立ちのある生地の場合(フエルトなど)は生地を傷めやすいようです。
また、水溶性なので、水で濡らした布でポンポンと軽くたたくと消えます。
チョークタイプのチャコペンシル
▲こちらは、三角のチョークタイプ。
昔ながらの三角チャコです。
実家でおばあちゃんが使っていました!
三角チャコは、グイグイ描かなくても、すっと線が引けます。
先が丸くなってきたら、専用の削り器で削ります。
難点は、割れやすいこと。
昔家にあった三角チャコも、よく欠けたり割れたりして小さくなっていました。
割れてしまわないように、ケースも売っていますよ!
線の消し方
洗濯すれば、消えるようになっています。
ですが、線を消さないでアイロンをかけたり、ドライクリーニングをすると、線が消せなくなってしまうので注意が必要です。
パウダータイプ
▲「チャコライナー」は、ペンのようになっている先にローラーがついていて、布に当てて転がることでパウダーが出てくる仕組みになっています。
持ちやすいペンタイプになっているだけでなく、まっすぐ立てた状態から、手前側でも、向こう側でも線が描けるという優れもの。
小回りもきくので、細い線が描きやすいです。
粉の補充は、カートリッジの交換なので、こぼれる心配もありません。
また、定規を使って線を書くときに、定規に色がつかないのもいいですね!
線の消し方
普通に水で消すことができます。
マーカータイプ
▲このメーカーのペンは、太さが選べるので、お好きな太さを選んで購入できます。
「太書」「太書+細書」「太書+消しペン」「細書」といったバリエーション。
色は、青、ホワイト、ピンク、紫があります。
ペンのインクは、線がはっきりするので、柄の生地を使ったときに線を見失うことがありませんよ。
線の消し方
専用の消しペンがあるので、すぐに消したいときは消しペンを使うか、布に水を含ませてたたくと消えます。
また、ホワイトのAは、アイロンでも消せます。
▲このペンは、色によって消し方、色の消え方に違いがあるようなので、確認してから購入してくださいね。
【番外編】チャコペーパー
▲こうしたペーパータイプのものもありますよ!
型紙の下にペーパーを置いて、布地に写すタイプです。
ルレットなどがあれば、コロコロ転がしながら写せます。
転写シートみたいですよね!
線の消し方
水で消せますので、お洗濯すればOK!
色々あるから用途に合わせて使ってね♪
私は「鉛筆タイプ」のチャコペンシルを使っていますが、ガーゼなど生地が柔らかいと、線が描きにくかったり、生地を抑える手に力が入ってしまってゆがんだりします。
そういった時には、少ない力で線が描ける「パウダータイプ」のほうが使いやすいです!
また、柄の生地を使うときなどは、鉛筆タイプやパウダータイプでは線が見にくいこともあります。
そんな時は「マーカータイプ」がオススメ。
はっきりとしたラインが引けるので、「あれ? 線どこ行った?」なんてことになりませんよ。
簡単にまとめると、
がオススメです。
用途によってベストなチャコペンを選ぶと、作業も楽しくなりますよ~♪