スタイ作りで返し口を閉じるとき、
「ここまでキレイにできた!あとはひっくり返して返し口を縫うだけ!」
という仕上げの段階で、手縫いするのが苦手な人もいると思います。
でも、大丈夫!
これから紹介する手順と縫うときのポイントを意識すると、とてもキレイに返し口を閉じられますよ!
私もはじめはとても苦手で、「返し口はココ!」とスタイが主張しているようでした。
でも、何度もスタイを作っていくうちに、目立たないでキレイに返し口が閉じられるようになったんです!
手順とポイントを紹介しますね。
返し口を手縫いで閉じる手順
1.返し口から出ている縫い代にアイロンをかける
▲片方には芯地が縫い付けられています。
芯地がついている方は厚みがあるのでアイロンをかけにくいです。
私はいつも、「芯地が付いていない方」の生地からアイロンを当て、ラインを整えるようにしています。そのあと、ラインを整えた生地に合わせるようにして、「厚みがある方の生地」にアイロンをかけるようにしています。
(芯地がついていて厚みのある方の生地は、アイロンをかけてもラインがつきにくかったり、もとに戻ってしまってラインがわからなくなってしまったりするからです。)
▲厚みがある方の生地にもアイロンをかけます。
▲返し口はこんな感じになっています。
次は「手縫い」で閉じていきます。
2.糸で縫っていく
▲玉結びをした糸は、厚みのある方(芯地を縫い付けてある方)に通して、縫い始めます。
▲上 → 下 ・・・と、順番に生地をすくって縫っていきます。
▲この時、少しだけアイロンで整えたラインよりも内側を塗っていくようにします。
▲少し縫い進めました。
縫いはじめのところ、糸が少し見えちゃいました。
▲縫い進めて最後まできました!
▲玉どめをします。
玉どめをする最後の部分だけ、もう少しアイロンがけしたラインよりも内側に入れていれば、もっと玉どめが目立ちにくいですよ!
▲玉どめしたら、縫ってきた方向にもどるように縫います。
▲2センチくらい、戻って縫って…。
▲糸を切れば~完成!!
返し口を縫うときの5つのコツ
- アイロンで縫う場所のラインを整える
- 縫い始めは、芯地の付いている方の生地から
- アイロンでつけた線よりも、少し内側を縫っていく
- 玉どめをするときは、縫っているところよりもより内側で
- 玉どめをしたあとの糸はすぐに切らないで、縫い戻ってから切る
この5つのポイントに気をつけて縫うと、縫い糸の目立ちにくい、キレイな仕上がりになります!
今回紹介したのは、直線の「コの字とじ」です。
「花びらスタイ」や「まん丸スタイ」を作るときには、カーブの部分を縫うことになるので少し難しくなります。
その場合は、今回紹介したポイントに加えて、
- ラインを整えるときは、芯地が付いていない方の「薄い生地」をキレイにアイロンがけする(カーブをキレイに!)
- キレイに整えた「薄い方の生地」に、合わせるようにして縫っていく
このようにするとキレイに仕上がります。
※「芯地がついている方の生地」は、アイロンをかけてもラインがつきにくかったり、戻ってしまって縫いにくかったりします。
返し口をキレイに縫うと出来上がりが違う!
スタイの返し口の縫い目がまる分かりだったり、玉どめした時の糸が見えていたりすると、手縫いの良さが出て味があっていいのかもしれません。
でもキレイに縫えると嬉しいですよね!そして見栄えも良くなります。
私も最初は縫い目がとても雑でした。だけど、何度も縫っているうちに、キレイに縫えるようになってきたんです。
それはちょっとした縫い方のコツでした(この縫い方は「コの字とじ」といいます)。
この記事を見て、返し口がキレイに縫えるようになってくれる方が増えるとうれしいです♪