もうすぐこどもの日! こいのぼり、五月人形出しましたか?
「まだだ・・・そろそろ出さなきゃ・・・」
そう思ったあなた! 簡単に出し入れできるかわいい小物が作れちゃうんです♪
大きなこいのぼりは維持管理も大変なので、「うちにはないんだ!」という声もよく聞きます。
だけど、ちょっとした飾りなら、季節感も味わえていいですよね!
今回は、ちりめんの布を使わないで「こいのぼり」のフォトフレーム飾りをつくりました。
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それでは手順を紹介したいと思います。
準備するもの
フレームと台紙
- フォトフレーム2Lサイズ(100円ショップで手に入る、枠が単独になるもの)
- 厚紙と、お好きな紙(台紙にします)
こいのぼり本体
- 厚紙(お菓子の箱、カレーの空き箱など、なんでもOK!薄めのものがオススメ)
※今回は画用紙も使っています。 - キルト芯(接着タイプでも、そうでないものでもどちらでもOK)
※ふんわりした感じになります。なくてもできます! - こいのぼり表面用の生地(今回は、綿の生地を使いました)
- 余ったガーゼ生地(うろこになります)
※3.5センチ×3.5センチにカットしたものが13枚 - 動眼1個(百円ショップで購入できます)
- 飾り紐(和菓子についてくるようなものでOK)
風車
- 余ったガーゼ生地
※3.5センチ×3.5センチが8枚(今回は2種類のガーゼ生地を使用) - 厚紙または、フェルトで、直径1.5センチの台座
- 中央に乗せるビーズなど
必要な道具
- ピンセット(医療用のものでもOK)
- 接着剤(木工用ボンド)
- 両面テープ
- はさみ
- のり
- 定規・コンパス(型紙をつくるのに使います)
- 爪楊枝
- お菓子の入った袋など、ポリエチレンの袋(ごみに捨ててしまうようなものでOK)
あると便利なもの
- カッターマット
- ロータリーカッター
生地をカットするときに便利! どちらも百円ショップで購入できますよ♪
作り方手順
1.台紙を準備する
▲厚紙をフォトフレームの中に入れる紙の大きさにカットします。
フォトフレームの中には、紙が入っていることが多いので、その紙と同じサイズで厚紙を切り出しておきます。
▲厚紙に、まんべんなくのりをつけたら、台紙にしたい紙にぺったん。
今回使ったのは、百円ショップで購入した和紙のような包装紙(白)です。
▲厚紙に合わせて余分な紙をカット。
▲台紙が完成しました!
▲今回使うフォトフレームはこちらです。
いろいろなデザインのものが、百円ショップでも購入できるので、お好みのものを選んでくださいね!
2.こいのぼり本体(ベース)をつくる
▲こいのぼりの型紙は、このように作りました。
型紙のつくり方手順
- まず、半径5センチの半円を書く(コンパスで円の中心にしたところは覚えておいて!)
- 半径5センチの円を描いた時の円の中心から、半径8センチの半円を書く
- 中心を通るようにして横に線を引き、続いて中心を通るように先ほど引いた線と直角になるように縦の線を引く
- 縦に引いた線から1センチ離し、線を引く
- さらにそこから2.5センチ離し、線を引きます。長方形の横2.5センチ×縦3センチになるように四角形を書く
- ③で書いた横線まで、5センチと8センチの半円をなぞって、しっぽの部分はVの字にする
- 横6センチ×縦2.5センチの四角形を書いたら型紙の完成!
▲型紙通りに、厚紙をカットします。
今回は2匹泳ぐようにするので、2枚準備。この時の厚紙は、カレーの箱などでもOK。
※今回は、長方形の紙だけ「画用紙」を使っています。この後の手順にも書きましたが、この部分は厚紙よりも少し柔らかい画用紙のほうが扱いやすいのです!
▲厚紙に接着剤を塗り、まんべんなく広げます。
▲キルト芯にぺったん。
スタイをつくった残りの接着芯です。
▲接着剤をつけてしばらくすると、厚紙が反ってきます。
▲それを防ぐために、ビニール袋に本などを入れて、先ほどのこいのぼりの厚紙の上に置いておきます。
ビニールに入れておくことで、本などの重しがはみ出たボンドに貼りつくのを防ぎます。
▲乾いたら、カット!
▲次に、頭の部分をつくります。型紙を鉛筆などで写します。
※実は今回、この部分は厚紙ではなく、画用紙を使っています。お子さんのお絵描き画用紙などを少し拝借するだけでも良いかも。
厚紙でもできますので、なければ厚紙でOK。頭の部分は画用紙のほうが扱いやすいので、オススメです。
▲カット!
▲体の部分と同じように、接着剤をつけて
▲ぺったん!厚紙と同じように、反ってきますので、ビニール袋に入れた本などで重しをします。
接着剤が乾いたら、画用紙の大きさに合わせて切っておきます。
▲こいのぼりの本体と、頭の部分に、生地を貼り付けます。
今回は両面テープを使います。
注意ポイント
今回は綿の生地を使うので、接着剤でも大丈夫なのですが、ポリエステルの生地(透けそうなもの)、ちりめんは、接着剤をつけることで縮んだり、固まったりします。
▲接着剤のあとがしっかりと見える。
この状態になるのが嫌だったので、両面テープを使っています。接着剤でもできます!
▲両面テープで端をぐるっと、接着芯側に貼り付けて、表面のはくり紙をはがしたら、生地に貼りつけます。
▲その後、1センチほど周りを残してカット。この時、四隅やしっぽの先など端の生地は、斜めに切り落とします。
また、カーブのところと、しっぽの間部分に切り込みを入れておきます。
▲両面テープのはくり紙をはがし、はみ出た生地を貼り付けます。
▲貼り付け終わりました!
表に返すとこいのぼりのベースの出来上がり!
3.こいのぼり本体(うろこ)をつくる
▲今回使用したガーゼ生地の残り。
▲3.5センチ×3.5センチにカットしたものを13枚準備します。
▲捨ててしまうような袋などに、接着剤を出しておきます。
▲爪楊枝で接着剤をチョン。
▲三角に折ります。
▲接着剤をつけたところを押さえて。
▲ピンセットで写真のように持ったら、さらに半分に折ります。
▲合わさっているところを持ったら、山の頂点よりも、少し下をピンセットでつまんで。
▲持っているピンセットを持ちかえます。
▲反対の手で、接着剤を先端(両側)にチョンチョンとつけて。
▲合わせていた端と端を、両側に開きます。
▲先ほど付けた接着剤に、ぎゅっと押し付けるようにして、つまみ終わりました!
▲赤い線のところを切ります。
少し多めにカット。これを「端切り」と言います。
▲裏側がきれいになりました!
▲これでうろこがひとつ完成。これを13個作ります。
▲13個できました!
▲うろこを先ほど作ったベースに貼り付けていきます。
▲しっぽの端から5センチのところから、うろこを貼り付けていきますよ!
▲まず、ピンセットで下から3ミリほどのところをつまんで、ボンドをつけます。
▲たっぷりめにボンドを付けたら、5センチのところにうろこの先が来るように置きます。
▲ボンドがしっかりと貼りつくように先端を押さえます。
▲後ろから見たときに接着しているところが開いているように、ピンセットで広げながら、しっかりと固定するように押さえます。
▲最初の2つを付けました。
▲次は、うろこのおしりが少し重なるようにして置いていきます。
▲2列目は3つ。
▲3列目は4つ。
▲4列目は4つ、置いていきます。これでうろこを貼り付けられました!
4.頭としっぽに飾りをつける
▲頭の部分と、しっぽに、飾り紐を貼り付けます(目は置いてあるだけだよ!)。
頭部分のベースの縦の長さを2本、1センチほどにカットしたものを3本準備します。
▲ピンセットで飾り紐をつまんで接着剤をつけて、両サイドに貼りつけます。
▲しっぽの飾りにも、接着剤をつけて、貼り付けていきます。
5.頭と本体を接着する
▲まず、配置を決めます(目は置いてあるだけ、あとでつけます)。
▲頭のベースを後ろ側に折り込んで、貼りつける場所を決めたら、
▲接着剤をつけて、貼り合わせます。
▲後ろ側へもしっかり折り込んで、しばらく押さえます。
何かで挟みたい!!と思いますよね?
洗濯ばさみで挟んでみました。ですが、痕が残ったので、すぐに外しました。跡が残らないものがあれば、いいかも!?
試してみてください!
▲結局、本を入れたビニール袋に重しになってもらいました。
6.風車をつくる
▲3.5センチ×3.5センチの生地を8枚準備します。
今回は、インディゴの生地4枚、こいのぼりのうろこと同じ生地を4枚で作りました。
▲角に接着剤をチョンとつけて、三角に折ります(ここから行うのは、「剣つまみ」というつまみ方です)。
▲接着剤を、片方の端につけたら、
▲ピンセットで真ん中を押さえて、さらに半分に折ります。
▲もう一度、端に接着剤をつけて、
▲さらに三角に折ります(ここまでで、3回三角にしました)。
▲これでひとつ出来上がり。
▲8個作ります。
▲フェルトでも、厚紙でもOK。直径1.5センチの丸い台座を準備します。
▲先ほど作った風車のパーツの端をハサミで切りそろえて、整えます。
今回は、端を少し整えるだけ。たくさん切らないでください。
▲端に接着剤をつけて
▲今回は、横の片側にも多めにつけて、
▲寝かせるようにして貼り付けていきます。
▲7枚目まで貼り付けたら、
▲8枚目を1枚目の下に入れ込むようにして置き、最後に形を整えます。
▲風車のベースができました!
▲今回は、透明ビーズを使用しました。接着剤で貼りつけて完成!
7.レイアウトを決め、台紙に貼る
▲横に飾りたいか、縦に飾りたいかによって、レイアウトが変わってきます。
▲台紙をフォトフレームに入れてから、レイアウトを決めてもいいですよ!
▲レイアウトが決まったら、接着剤をつけ、台紙に貼ります。
▲接着剤が乾いたら完成!!
お手軽こいのぼりが、思い出こいのぼりに♪
つまみ細工と言えば、ちりめんの生地を使ってつくる、「和のもの。」というイメージがあるかと思います。
ですが、今回使った生地は、ダブルガーゼ。
他にも薄手のコットン生地(綿)であれば、作ることができます。
子供のために作ったスタイの生地の残りやマスクの生地の残り、これらを使うことで、こいのぼりを見るたびに、
「この柄のスタイ使ってたな」
「マスクしてたな」
って思い出すこともできます。
もし、ハギレが残っていなかったら、実際に使っていたスタイや洋服など、もう着られないものを使ってもいいかもしれませんね!
生地にも向き不向きがあります。Tシャツや形状記憶素材のもの、厚手のものは向いていません。
赤ちゃんの時に使っていた洋服など、なかなか思い出深くて捨てられないものもありますよね。
そんな時はこいのぼりにリメイクしてみてはいかがですか?
ちなみに、女の子向けに、ピンク色などかわいい色で作ってもいいですね!
男の子の節句ではありますが、みんなで楽しめますよ♪
今回参考にしたこいのぼりのつくり方はこちらです!